冬のある朝、窓を開けずに外を眺めると、一面に雪が積もっていました。田んぼしかない田舎の景色は、どこまでも続く白に包まれ、時間が止まったかのようです。
電線には雀の群れが止まり、羽毛を逆立てて丸くなっています。寒さから身を守るその姿は「ふくら雀」と呼ばれ、見ているだけで心が和みます。
辺りが静かなのは、音が雪に吸い込まれるからでしょう。真っ白な大地に残るカラスの足跡が、冬の朝の物語をそっと語りかけてきます。
厳しい寒さの中にも、思わず見とれてしまう美しさがあります。そんな景色を眺めながら、淹れたての温かいコーヒーを口に含むと、体の奥からぬくもりが戻り、心までほっこりします。
慌ただしい日々の中で、自然がくれる静かな贈り物を大切にしたいものですね。
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