若い頃より、今の自分のほうが好きな理由。年をとるって、本当に悪いことなのでしょうか


「年をとるのは厭なものだ」

「若い頃は良かったな」

そんな言葉を耳にすることはありませんか。

けれど実は、私は少し違います。

年を重ねて、気持ちが落ち着いてきた今の自分を、心から「良かった」と思っています。

若いころの私は、まさに波乱万丈でした。

特に、人から言われた何気ない一言に、とても敏感でした。

職場でふと投げかけられた言葉を、その日一日中、頭の中で何度も繰り返してしまうのです。

「どういう意味だったのだろう」

「何か悪いことをしたのだろうか」

考え始めると止まらず、ネガティブな思考を引きずったまま仕事をして、結果としてパフォーマンスにも影響が出ていました。

言った本人は、きっともう忘れている。

それでも私は、ひとりで抱え込み続けていました。

そんな自分の弱さや情けなさを、何度も痛感してきました。

感情が高ぶって涙が止まらなくなったこともあれば、怒りが内側でふつふつと膨らみ、爆発寸前だったこともあります。

ときには自分との戦いに負けて、みっともない姿をさらしてしまい、穴があったら入りたいと思うような失敗も経験しました。

じたばたともがき、おろおろし、時には逃げ出しながらも、それでも何とかここまで生きてきました。

今思えば、あまりにも未熟な青春時代だったと思います。

だからこそ、年を重ねたことは、私にとってマイナスではなく、むしろプラスでした。

今なら、同じような言葉で多少傷つくことがあっても、

「まあ、自分もそんなに完璧に良い人じゃないからな」

そんなふうに思って、受け流せるようになりました。

おいしい夕飯を食べたら、気持ちを切り替えて、次の日には持ち越さない。

そんな少しの図太さも、いつの間にか身につきました。

力の抜き方が、ようやく分かってきたのかもしれません。

顔のしみが増え、体力の衰えを感じる日々ではあります。

それでも、この内面の落ち着きは、若いころよりもずっと好きな自分の一面です。

人は見た目がすべてではありません。

若さは、それだけで確かに素晴らしいものです。

けれど年をとることは、経験を積み重ねることでもあります。

正しさを押し通すことだけが正義ではなく、

完璧でいるから好かれるわけでもない。

人のずるさや裏側の顔に出会いながら、少しずつ対処の仕方を覚えていく。

そうして身についた心の落ち着きこそが、

年を重ねて手に入れた、何よりの財産だと思っています。

寄り添い通話フラット

通話をするうえで目標にしていることが8つあります。 単に話をして終わるだけでなく、話をした後で残る気持ちを大切にしたいからです。 1幸せな気持ちが残る 2ほっこりする 3勇気が湧いてくる 4つらさを忘れられる 5希望が見える 6痛みを分かち合える 7頑張れる、努力できる 8前向きな感情になれる これらの精神がフラットのめざす精神です。