うちの夫は、あまり多くを語る人ではありません。
自分の考えや気持ちを、言葉にして説明することもほとんどありません。
けれど、テレビの好みを見ると、少しだけ夫の内側が見える気がします。
夫がよく見ているのは、「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」「情熱大陸」。
どれも、派手な演出よりも、人の努力や背景を丁寧に描く番組です。
成功そのものより、そこに至るまでの道のりに興味があるのだと思います。
きっと夫は、声高に自分を主張するより、
黙々と積み重ねてきた人や、静かに仕事を続ける人に共感するのでしょう。
自分自身の生き方と、どこか重ねて見ているのかもしれません。
一方で、バラエティ番組ではマツコ・デラックスが好きなようです。
歯に衣着せぬ物言いをしながらも、人をよく見ている。
夫は、自分では言えない本音を、
マツコの言葉を通して聞いているのだろうと感じます。
多くを語らないからといって、
何も考えていないわけではない。
テレビの前で静かに画面を見つめる横顔から、
そんな当たり前のことを思います。
夫婦も何十年も一緒にいると面白いものですよ。
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